ツワブキは町花です
あちらこちらで、ツワブキが黄色の花を咲かせ始めています。
このお花、松崎町の町花です。
松崎町HPには、下記のような文章が記してありました。
『松崎の町花はツワブキである。
町の歴史と共に咲き継いできた花として、昭和53年に、町民が選んだ郷土の花である。
西風の吹き始める12月頃、海に近い山林の下生や岩の根方に、ひっそりと質素な黄色い花をつける。
艶やかで厚く、緑濃い葉が重なりあう中から、ぐんと逞しい茎が伸び、
その先に4~5cmの頭花をつけた姿は、いかにも逞しく、野の花に相応しい。
葉は、軽く火にあぶって薄皮をむけば化のう止めに効く薬草であり、
若い茎や葉は食用にも用いられるほどで、未だ医療の発達をみず、
自給自足が常識であった時代には、人の生活に密着した、馴染みの深い野草であったろう。
松崎の人々が、ツワブキを町花に選んだ心の底には、
単に自生地が多く、人の目に触れやすい、というばかりではなく、
こうした人と自然との長い長い関わりが、花への親しみとなって代々受継がれていたからに違いない。
ツワブキは文字通り、松崎町民の心の花であったのだ。』