弁天島(ジオサイト)
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~松崎町役場HPより抜粋~
松崎海岸の北端に弁天島という高さ30m程の小さな山があります。
元々は古代島(別名巨鯛島)と呼ばれる島で、海岸より橋を渡って往来した小島でしたが、
昭和42年(1967年)に江奈川かんがい排水改良工事により河口を島の北側へ開削したため、
地続きとなり、現在は岬状となっています。
99段の石段を登りつめた島の頂部には厳島神社(広島県安芸の宮島の分社)が鎮座し、
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)が祀られており、
大神(おおみかみ)は七福神の一神としてその名を弁財天として信仰され、
古代から「弁天島」「弁天さん」と呼ばれています。
島を1周する約200mの遊歩道では、伊豆半島が南の海にあった頃に海底に流れ出した
溶岩の地層(水冷破砕溶岩)が見られます。
潮の飛翔を浴びながら5分ほどで1巡りしてしまいますが、素掘りのトンネルなどもあって、
短いコースの割にはスリルに富んだ遊歩道となっています。
岩場にはウバメガシ(備長炭の材料)の群落があり、町の天然記念物に指定されています。
参道の傍らには、銭洲漁場の発見者の稲葉半七の顕彰碑があります。
外観
参道入口
遊歩道
水冷破砕溶岩