さくらもち(桜葉餅)
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~松崎町役場HPより抜粋~
『さくらもち(桜葉餅)』
松崎町は伊豆半島の西海岸に位置し人口約5,800人と
静岡県で一番人口の少ない自治体ですが、
さくらもちに使われる「桜葉」の日本一の生産地で、
全国シェアの7割を占めています。
桜餅に使われる桜の葉は、オオシマザクラという、
伊豆地域に自生する白い花を咲かせるヤマザクラの一種の桜の葉で、
他の桜にある葉のうぶ毛がなく口ざわりが良いことや、
桜葉特有の香りである「クマリン」という芳香性物資が
多く含まれているという特徴があります。
また、栽培方法も特徴があり、葉を取るために桜の花を咲かせません。
この桜の木を畑に植え育てていて、葉をとるために、
毎年冬の時期に地面から20~30cm位のところで切って、
春になって伸びてきた枝の葉を摘み取るといった作業をしています。
5~8月にかけ摘み取った葉を塩漬けにして、半年くらいたつと、
甘い香りを漂わせるべっこう色の桜葉の出来上がりとなります。
その香りは、環境省の「香り風景百選」に選定されています。
桜葉餅
一般的に「さくらもち」と呼ばれますが、葉っぱの産地の松崎町では、
「桜葉餅」と呼んでいます。
さくらもちは春の季節限定の和菓子というのが一般的ですが、
桜葉の生産日本一の松崎町内のお菓子屋さんでは、
年間を通じて3店舗で桜葉餅が販売されています。
町内の他のお菓子屋さんでも、春になると店独自の桜葉餅を販売しています。
桜葉餅は、関東風の長命寺系と関西風の道明寺系の2種類がありますが、
町内では両方共食べることができ、各店舗であんや包む皮などに違いがあり、
食べ比べしてはいかがでしょうか。